予防・メインテナンス
prevent治療後の良い状態を保つ
定期メインテナンス
虫歯や歯周病が治ったら、治療後の良い状態を維持するための定期メインテナンスに移行します。品川区戸越の歯医者「戸越なかやま歯科」は、患者さま一人ひとりの状態に合わせたきめ細やかな予防メインテナンスを行い、お口の健康をサポートします。
ずっと健康な歯で
過ごすための定期通院
定期的に歯医者に通えば、年を重ねても自分の歯で生活ができます。また、健康な歯や歯ぐきを維持できれば治療費や通院の負担も減らせます。当院は皆さまが、いつまでもご自身の歯で食事を楽しむことができるよう長期的なサポートをします。
歯にはさまざまな役割がある
歯は、食べ物を噛むときだけに必要なわけではありません。歯は、毎日の生活に深くかかわる、身体にとって大切なさまざまな役割を担っています。
- 食べ物を噛む
- 歯ごたえや歯ざわりが味覚を助ける
- 異物を感知し、誤飲を防ぐ
- 発音をはっきりさせる
- 見た目をよくし、表情を豊かにする
- しっかり噛みしめることで瞬発力を発揮する
PICK UP
歯周組織の健康が歯の役割を
最大限に発揮させる
歯は、歯周組織と呼ばれる歯ぐき、歯を支える骨、歯の根っこ(歯根)、コラーゲン繊維によって支えられています。歯周組織は噛む際に加わる力を吸収し、骨に伝わる衝撃を和らげるクッションのような働きもあります。
歯ぐきに炎症が起きた状態を放置すると、炎症は歯ぐきだけでなく歯周組織全体に広がり、歯周病となります。歯周病は、日本人が歯を失う最大の原因であり、歯周病が進行すれば歯は上のような役割を失い、最終的に抜け落ちてしまいます。歯の役割を十分に発揮させるためには、歯を支える歯周組織の健康が欠かせないのです。
歯科衛生士と患者さまが
一緒に守るお口の健康
きめ細やかな
メインテナンスを実現する
担当歯科衛生士制
当院では担当歯科衛生士制を採用し、毎回同じ歯科衛生士が予防メインテナンスを担当します。継続してメインテナンスを担当することでわずかな変化も見逃さず、病気のリスクをコントロールします。また、一人ひとりのお口の状態やライフスタイルに合わせたきめ細やかメインテナンスが可能です。
医院で行っているメインテナンス
定期検診 | PMTC | フッ素塗布 | ||
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歯科医師・歯科衛生士がお口の状態をチェックします。定期的な検診が虫歯や歯周病の早期発見・早期治療につながり、患者さまの治療の負担を抑えます。 |
PMTC |
歯科医院で専用の器具を使って行う、プロの手による歯の専門的なクリーニングです。 |
フッ素塗布 |
フッ素には歯質を強くし、歯の石灰化を促す効果があります。歯の表面にフッ素を塗布し、虫歯を予防します。 |
スケーリング | 歯磨き指導 | エアフロー | ||
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歯と歯ぐきの境目にある歯周ポケットは虫歯や歯周病の原因となるプラークや歯石が溜まりやすい場所です。スケーラーを使って歯周ポケット内のプラークや歯石をきれいに取り除きます。 |
歯磨き指導 |
お口の健康を維持するためには、ご自宅でのセルフケアが欠かせません。一人ひとりのお口の状態に合った歯ブラシの選び方、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使った正しいブラッシングの方法を指導します。 |
エアフロー |
微細なパウダーと水、空気を噴射して歯面を清掃する装置です。歯の表面の、ご自身のブラッシングでは獲り切れない汚れやバイオフィルム(細菌の膜)、着色を除去できます。使用後は歯面がツルツルになり爽快感を得られます。 |
医療機関専売
の商品もある「洗口液」について
洗口液はすすぐだけで、歯垢・口臭といった口内トラブルの原因となる食べカスやミクロの汚れ、細菌を洗い流してくれます。毎日使うことによってお口の中全体の細菌数を減少させてくれます。
外出先や忙しくて歯磨きができない時、お口の不快感が気になった時、妊娠中でつわりがひどい時、嘔吐反射が強い方。また、医療機関専売のものは有効成分が多く含まれており、外科治療前の細菌コントロールにも適しています。
洗口液を併用することによってお口をすっきり清潔にすることができます。
洗口液の特性と使い方
洗口液には2つの特性と使用方法があります。
非イオン性 (イソジン、リステリン) |
陽イオン性 (コンクール、SP-T、ハビットプロなど) |
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バイオフィルム(※)内に浸透し、清掃器具が届かないような所にも効果的 ブラッシングとブラッシングの間の使用がおすすめ! |
陽イオン性 (コンクール、SP-T、ハビットプロなど) |
薬用成分が歯に付着しバイオフィルム(※)表面の細菌に効果的 フッ素入り歯磨き粉を使用の場合はブラシッング直後ではなく5分~30分後、また、寝る前の使用がおすすめ! |
※バイオフィルムとは、口腔内の細菌が歯の表面や舌に集まり、形成する微生物の膜です。細菌は自己生成した物質に包まれ、外部の攻撃から守られます。
また、いずれも洗口液はあくまで補助的な役割を果たすものであり、ブラッシングと併用することが必須です。また、使用方法を守ることも重要です。
効果的な使用方法として、1日2回の使用が推奨されます。10~20mlを30~60秒間使用することで、効果を最大限に引き出すことができます。
洗口剤と液体歯磨きの違い
洗口液と見た目のよく似ている、「液体ハミガキ」というものがあります。みなさんは、洗口液と液体ハミガキでは、使用方法・用途が異なることをご存知でしょうか。見た目がとてもよく似ているので、お家にある洗口液として使用しているものが、実は液体ハミガキだったなんてことも珍しくありません。洗口液と液体ハミガキのそれぞれの特徴をよく知って、ぜひ毎日のセルフケアに取り入れてみてください。
液体ハミガキはその名の通り、液体タイプの歯磨き剤です。歯磨き剤といえば、歯磨き粉が一般的ですが、現在は歯磨き剤にもさまざまな形状のものがあり、その一つとして液体ハミガキがあります。
歯磨き剤なので、歯磨き粉のように基本的に歯ブラシと一緒に使用します。使用方法は、液体ハミガキをぶくぶくとお口全体に行き渡らせて吐き出したあとにブラッシングをします。
この液体ハミガキのメリットはいくつか挙げられます。
- 食べ物を噛む
- 歯ごたえや歯ざわりが味覚を助ける
- 異物を感知し、誤飲を防ぐ
- 発音をはっきりさせる
- 見た目をよくし、表情を豊かにする
- しっかり噛みしめることで瞬発力を発揮する
- 液体状のため、歯と歯の間や歯茎の隙間にも浸透しやすい
- 研磨剤を含んでいないため、歯ぐきや歯にも優しい
- 発泡剤が含まれていないため、泡立ちにくく歯磨きを長く続けやすい
- 歯磨き後のうがいの必要がないため、薬用成分をお口に留めることができる
- 水でのうがいの必要がないので、災害時にも役立つ
このように洗口液はブラッシングをしてプラークを除去した後に仕上げとして補助的に使用するのに対し、液体ハミガキはブラッシング前に使用することにより効果を発揮します。
2つに共通するのは、歯ブラシや歯間ブラシ・フロスなどによる機械的なプラークコントロールは欠かせない点です。ブラッシングと併せて洗口液や液体ハミガキを使用してみてください。
なお、液体ハミガキはドラッグストアなどで販売しており、歯ブラシや歯磨き粉などと一緒に置いてありますが、お店によっては洗口液と混在して陳列されている場合もありますので、商品の裏面の記載を確認してから購入することをおすすめします。
洗口液の選び方
セルフケアをしっかり行うために、洗口液は効果的なアイテムですが、どれを選べば良いのか迷ってしまうこともあるとおもいます。最後に洗口液を選ぶ際のポイントをご紹介します。
薬用成分表を見る
虫歯予防に効果的な成分 | 殺菌効果のある成分 | 歯茎の炎症を抑える成分 | ||
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フッ化物 |
殺菌効果のある成分 |
塩化セチルピリジウム(CPC) |
歯茎の炎症を抑える成分 |
トラネキサム酸 |
などがあります。目的や、お口の状態に応じて必要な薬用成分が異なります。
アルコールの有無 | 使用感 | 専門家のアドバイスを受ける | ||
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多くの洗口液にはアルコールが含まれていますが、刺激が苦手な方やお子様にはノンアルコールタイプ、爽快感や清涼感がほしい方はアルコールタイプを選ぶといいでしょう。このほか、アルコールは口の中が乾燥する原因になることがあるため、口が渇きやすい方はノンアルコールタイプを選びましょう。 |
使用感 |
洗口液は日々の習慣として使うものなので、自分に合った味や香りを選ぶことも大切です。甘いものやミントの強いものなど、自分の好みに合ったものを選ぶことで、より使い続けやすくなります。 |
専門家のアドバイスを受ける |
最後に、やはり専門家の意見は大切です。歯科医師や歯科衛生士に相談することで、自分の状態に最も適したものを見つける手助けになります。定期検診などでご来院の際、ぜひご相談ください。 |
洗口液を上手に取り入れて、健康的な口腔環境を手に入れましょう。自分にぴったりの洗口液を見つけて、毎日のセルフケアを楽しんでください。